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2007年10月16日(火)
今日の患者さんは冷え性についてです。
20才代後半、女性、接客立ち仕事。主訴は「冷え性」で専門の治療院に一年半通っているが、職場が変わって通うのに不便になり、どこかいいところがないかと探していて、ネットで北千住、気功で検索しての来院。
「冷え性」が主訴ですが、腰痛、便秘、生理痛も合併、その他にスノウボードによる左膝靭帯損傷も有りと盛りだくさん。
これまでジムに通って運動したり、ヨガをやったりして自分自身として出来るだけ努力もしてきたとのこと。(それはとっても大切なことだと思います)脈を診たり、舌を観たり、手や足を触診しても冷えの証が出ていないし、望診しても、顔色、目の輝き共に良好でパワー不足も考えられない。
さらに注意深く診てみると膝から太ももにかけてしっとりと汗ばんでいることが分かりました。これはっと思い更に診てみると、そのしっとりは下腹部まで及んでいるのでした。
聞いてみると、いつもそうだと言う答えに、この方の「冷え症」の特殊性がはっきりと読み取れたのでした。
この方の場合には「一般的な冷え症」の治療をいくら続けていても改善することは望めません。なぜかと言うと「冷え症」の原因が特殊なものだからです。
「一般的な冷え症」はパワー不足、東洋医学的には「虚症」です。
この方の場合はパワーが余っていて、(東洋医学的には「実証)その未消化なエネルギーが発散するのに「汗」に変換されて、その汗が「冷え」の原因となっていました。
又、スノーボードを熱心にやっていたせいだと思いますが、身体の左右のねじれと骨盤のゆがみもありました。これに対しては整体で左右のバランスを取り戻すことも必要です。原因(証)が正しく把握できれば確実に改善できることは言うまでもありません。「スノウボードの時期までには良くなると思いますよ」と治療の後でお話したのでした。でもご本人は「そんな簡単な訳は無いんではないか」と半信半疑の面持ちでした。
なにしろ雑誌にも紹介されている専門治療院に一年半も通っていたのですから、構えのみすぼらしい私のところがにわかには信じ難いのは当然です。でも治療は、治療者がするものですから、見ていて下さい。すぐに結果は現われてきますよ。
よかったねよくきたねごえんだね
2007年10月20日(金)
16日にネットで検索して初めて来て下さった「冷え症」の患者さん、今日、第二回目の治療をしました。
この前ブログに書きましたように、特別なタイプの冷え症なので、治療経過を完治まで書いていこうと思います。どれ位で完治するか楽しみです。
<その前に一般的な「冷え症(冷え性)」について>
一般的な「冷え症」はパワーが足りなくなって体を温められない時に起こってきます。東洋医学的には「陽虚」と言います。手や足などの末端部分と腰に冷えを感じるのがその特徴です。舌を診ると白っぽくて、顔色も青白く、動作も鈍い感じがしますので直ぐに分かります。この場合の治療は「本治法(根本治療)」として「腎の陽」を補うことが治療の要になります。
又、「標治法(現象治療)」として、手足のつぼ(穴)に針をしたり、灸をしたりして血液循環の改善を計ります。加えて股関節、膝裏、足首のリンパマッサージを施してリンパの流れを良くすることになります。治療の良し悪しは、「腎の陽」を上手に補えるかどうかがポイントになります。
「腎陽」を補う方法は「腎愉」のツボ、「命門」のツボに温灸、「腎愉」、「志室」、「大腸愉」、「小腸愉」、「次りょう」「列訣」「太渓」(一部当て字)に針をします。気功では足裏の「湧泉」(命の泉湧く)のツボ、臍下の「気海愉」のツボから「太陽の気」を注入します。(月の気は逆の働き)今日の患者さんの場合は、①身体の捻れの整体②骨盤の歪み矯正③全身の気の流れの改善④月の気によるスワデスターナチャクラからの補陰平陽が治法になります。
治療のあと、本人が改善の兆しを感じていることが、その生き生きした表情から読み取れたことでした。
今年の冬は又滑れるようになると思いますよ。
よかったねよくきたね
2007年11月3日(土)
10月16日に治療院のホームページを見て来てくださった冷え症の「I」さん。一年半もの間「冷え症専門」の治療院で治療を受けていたということでしたが、私の見立てでは、三ヶ月位で改善できると思いました。
今日で五回目の治療となりましたが、治療を終わって帰り際に「先生、この前の治療のあとから、何んだか歩くのが楽になって来たみたい」とニコニコしていました。
治療の効果に確かな手応えを感じ始めているようです。前の治療院では、「自律神経失調」の可能性があると言われていたそうで、本人自身も「自分は病気なんだ」と思い込んでいたようです。
自分でそう思い込んだ時から、気持ちは「病人気分」になってしまいますから、本来の「I]さんでは無い弱々しそうな感じが出てしまっていたのです。身体の治療だけでなく、「自分は自律神経失調」なんだという思い込みを払拭してもらうことも大切な治療の中身となっています。
まだ一ヶ月も経っていないのに、若い人の回復力の早さには何時もの事ながら、驚かされます。週二回の治療で、今月中にほぼ治癒するのではないかと思っています。
あーよかった。
すっかりよくなりました2008年1月26日(土)
やすらぎ治療日記なのに、このところ治療のことはちっとも書いていませんでした。反省。
今日は久しぶりに治療のことを書きます。昨年の10月16日に始めて来院してくださった汗が原因で冷え性となっていた「I」さん。冷えはほとんど解決しました。
最初の診立ての通り丁度3か月の治療でした。スノーボードで痛めた左膝の外側側副靭帯は痛みも取れて、正月は湯沢高原で滑って来たといっていました。
ただ左膝を外側に捻って左回転を始動する時にコクンと抜けそうな気がして怖かったそうです。根本的には手術するしかないかもしれないと思いました。
自律神経失調症を伴っているといわれ元気を無くしていましたが「あなたは病気じゃないよ」と来るたびに「汗が原因の特殊な冷え性」でをあること説明しました。
今ではすっかり乗り越えたようで、仕事の面でも自信を取り戻したようです。
ホームページにも詳しく書いていますが、私は「自律神経失調症」というのは基本的には病気とは捉えていません。
東洋医学で言う「未病」であると思っています。「自分は病気なんだ」という強迫観念がほんとの病気に導いてしまうのです。「I」さんの治療を通してそのことを再確認したのでした。
「ヒマラヤ聖者の生活探求」全5巻
取扱店霞ヶ関書房(03)3951-3407
電話をすると送ってくれます。
よかったねよくきたね
全ては良くなる必ず良くなる絶対大丈夫
冷え症(冷え性)
A、概念
冷え症(冷え性)は、身体の特定の部位のみが特に冷たく感じ、それが耐えがたい場合をいいます、冷え症(冷え性)の部位は腰部が最も多く、ついで足部が多くなっています。冷え症(冷え性)の原因は、主に自律神経失調による血管運動神経障害であり、毛細血管の収縮で血行障害が起きてその結果、腰部や足部が冷たく感じます。その他では鉄欠乏性貧血、更年期障害、レイノー病でも冷えを訴えます。西医における冷え症(冷え性)の治療は、病気としての分類がないことから、これといった冷え症(冷え性)の治療法はなく、わずかに自律神経調整薬の投与とか心理療法などが行われている程度です。したがって冷え症(冷え性)の治療は、冷え症(冷え性)といった病態を身体全体の現象としてとらえる、東洋医学が主体となって行っています。
B、鍼灸治療
冷え症(冷え性)に対する鍼灸治療は、冷え症(冷え性)のおこる原因が自律神経失調によるものですので、腰部交感神経への働きかけを中心に行い、血液循環改善とストレス緩和を目指した全身治療を行います。
C、予防
冷え症(冷え性)を予防するには、まず冷えを感じたら我慢しないですぐ暖める癖をつけるようにしてください、また食事は温熱効果のある食材を多めに取るようにし、適度な運動を心がけ、ストレスを溜め込まないようにすることで、冷え症(冷え性)は予防できます。
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