心臓疾患(狭心症 、動悸、不整脈 )

4、狭心症
A、概念
狭心症は心筋の酸素需要に対して供給が減少している場合に生じる症、候群です、これは一過性の心筋虚血による症状であり、心筋壊死は伴いま、せん。症状は前胸部痛で疼痛は左肩、左手、あご、心窩部に放散することがあ、ります、この症状は安静によって数分以内に消失するもので30分以上持、続する場合は、心筋梗塞あるいは他の疾患が考えられます。原因はアテローム(粥状)硬化によるものが最も多くて、これには運動時、の酸素供給不足によって生じる労作性狭心症と、狭窄が進行して安静時に、も発作が起こる安静時狭心症とがあります。またアテローム硬化以外では冠状動脈の強い収縮によって発作が起きる、異型狭心症と、高度の貧血や強度の心肥大では、相対的酸素不足が生じ、て起こる狭心症とがあります。狭心症による発作の強さや長さ、頻度などが落ち着いている場合は、安、定狭心症と呼ばれ緊急性はありませんが、発作の強さや長さが増強した、り、頻度が増えて特に安静時にも起こるようになった場合には、不安定狭、心症と呼ばれ、危険な状態と考えられています。

B、鍼灸治療
狭心症に対する鍼灸治療は安定狭心症を対象とします。ほとんどの場合、原因がアテロームによる冠状動脈の動脈硬化ですの、で、治療は血液循環改善を目指した全身治療を行うと共に、心機能強化を、目的とした経絡治療と、疼痛発作による筋緊張を和らげる治療も行います。

C、予防
狭心症の原因疾患は冠状動脈硬化症ですので危険因子の除去として、禁煙、肥満の是正、血清コレステロール値の正常化、糖尿病に対する血、糖コントロール、高脂血症に対する脂質摂取の制限などを行うことによっ、て症状の進行を阻止することができます。

5、動悸
A、概念
動悸は平常時に自分の心拍動を意識する状態をいいます、動悸は日常、の臨床で多くみられますが、必ずしも心疾患の存在を意味するものではあ、りません。しかし多くの場合、患者さんは心臓に異常があると信じてしまい、その不安、が症状をいっそう激しいものにさせます。動悸の原因には心臓性、心外性、心因性、薬剤、嗜好品によるものなど、があります。心臓性による動悸には器質的疾患(中隔欠損症、心臓弁異常、心筋症な、ど)によるものと、不整脈(洞性頻脈、発作性頻拍症、心房細動、期外収、縮、徐拍性不整脈など)によるものとがあります。心外性による動悸には貧血、発熱、呼吸器疾患、甲状腺機能亢進症、低、血糖などによるものがあります。心因性による動悸には心臓神経症、不安神経症、過呼吸症候群などによ、るものがあります。薬剤、嗜好品による動悸には交感神経刺激薬、副交感神経遮断薬、血管、拡張薬、アルコール、たばこ、コーヒーなどによるものがあります。このように一口に動悸といってもその原因は多岐にわたっていますので、鑑別診断が特に重要です。

B、鍼灸治療
動悸に対する鍼灸治療は西医による鑑別診断が先決で、原因が器質的、疾患によるものは対象外となります。原因が機能的、心因的なものはほとんどが自律神経(交感神経、副交感、神経)のアンバランスによるものですから、鍼灸治療が非常によく効きます。治療は後頚部、胸背部交感神経と前頚部迷走神経への働きかけを中心、に行い、心外性に対しては原因疾患の治療も行い、心因性に対してはスト、レス緩和の治療をあわせて行います。

C、対策
運動や精神的緊張による動悸は生理的現象ですので心配ありませんが、平常時の動悸は原因疾患があって、それによる神経反射と心臓の刺激伝、道系が複雑に関与して発生します。したがって動悸を感じたなら、検査による原因疾患の特定と適切な治療を、心がけてください。
狭心症と不整脈
2008年2月28日(木)
このところ癌の治療の方が二人続いて来院されたので久しぶりに治療のことを書いてみます。病気が病気だけにちょっとぼかした書き方になってしまいますがご容赦ください。定年退職後4年ほどビル管理のアルバイトをしている時に脳梗塞を患った。その治療のために初来院。男性。半年間の治療で脳梗塞の後遺症は全く残らずに完治。スポーツクラブで身体を動かすなど健康に気を使うようになった。その反面自宅にいる時間が多くなったため間食をするようになってしまい肥ってしまった。そして今度は心臓に狭心症を発症。病院でペースメーカーを入れる手術を勧められた。手術は嫌だということで再来院。ペースメーカーを入れると自動ドアーのところへ行けないとか様々な制約がつきまとうのが嫌だとのこと。脈診してみるとガチャガチャのギョッとするような不整脈。こりゃひどい!と思いながら聴診器を当ててみる。幸い、心雑音は認められなかった。「急な発作が起きると命の保証はできないよ」って私。「ペースメーカーはどうしても嫌だ」って彼。「体重をあと7キロ落とすこと」「タバコをやめる」って約束で治療を始めた。タバコは止めたが肥満はほとんど解消してくれなかった。それでも治療の甲斐あってか医師からペースメーカーの必要がなくなったと言われるまで改善。「あと7キロ体重おとせれば私の治療もお医者さんの薬もいらなくなるんだよ」って来るたびに言っても食いしん坊の虫にはどうしても勝てないらしい。家にいる時間が長いとどうしても食べちゃうので近所のスーパーで週3日アルバイトをするようになった。それからは治療に来なくなった。やっぱり働いていたほうがいいんだよなーって思っていました。だって家でブラブラしている年じゃありませんもの。

それに半年もそんなことやってたら誰だって飽きちゃいますよねー。ところがまたぞろ、今度は「癌」だって宣告されて来院。1月の終わりころ胃の調子が良くないので、脳梗塞のときに入院していた病院で検査してもらったところ癌だと宣告されたとのこと。3月の13日国立癌センターで手術の予定になっている。それまでの一ヶ月間というタイムリミットで癌の治療を行っている。気功、針、灸すべての方法を駆使している。都立駒込病院の外科医長だった帯津良一先生が川越市に設立した「帯津三敬病院」では癌の治療に気功、はり灸を取り入れた総合治療を行って大きな成果をあげている。病院との連携のもと治療出来るんであれば一定期間の治療の後に再検査して、癌の勢いが退勢に向かっていれば手術を延期してはり灸治療を続けるということが可能です。しかし今の病院関係でそこまで東洋医学療法を認めているところは僅少です。病院から見放された末期癌の人の場合いはこちらの治療に命を預けるケースもあり得ると思いますがなかなかそうはいきません。一か月の間最善を尽くして治療にあたるのみです。癌が消えることを念じながら。

ガンが小さくなった
2008年3月17日(月)
1月の終わりころに厚生年金系の病院で胃ガンを宣告された「K」さん 。手術は国立ガンセンターで行うことになり、一か月の時間的ゆとりができたことから私の治療を受けたいということで、その間治療を続けてきました。2月26日、国立ガンセンターで再検査があり、その結果ガンの退縮が見られ手術は一旦見送られることになりました。昨日11時に来院して、「3月13日にガンセンターでそう言い渡された」と喜びの報告をする「K」さんでした。外科担当から内科担当に回され、今後しばらく経過観察することになったとのことです。2月26日の再検査までの私の治療は5回でした。一回2時間かけて、温熱治療、針治療、気功治療を行いました。また本人自身で行う「内気功」は毎日続けてもらったほか、安保徹教授の「免疫革命」の本を読んでもらい理論的にも理解してもらうように進めました。今回の手術見送りはまだ途中経過でありますからこんごも私の治療を続けながらガンの退縮を図って行くことにいています。

Comments are closed.