東洋医学について
東洋医学の発祥はインダス文明と黄河文明の
古きに求められ、インドでの[アーユル・ベーダ]と
中国の[皇帝内経](こうていだいけい)は東洋医学の
原典と呼ばれています。
1、統一体観
「天人合一」・・・即ち「天」である大宇宙と
人は一体のものであり、人は大宇宙にたいする
小宇宙であると考えます。
2、恒動観
この宇宙の全ては一瞬の休みなく恒に変化しており
同じところに留まる物は何一つとして無い。
宇宙の法則とは「変化」であると考えます。
東洋医学を詳しく説明するときっと皆さん
飽きちゃうと思うんです。
ですから分かり易く特徴だけを、かい摘まんで
説明させていただきます。
/
/
/
1、心と体
心が働きとして外に現れ出したものが
「感情」とか「想念」と呼ばれています。
「病気」という言葉は文字どうり
「気」を「病む」と書きますよね。
当たり前のことですが、その当たり前
の中に、東洋医学の「秘密」の全てが隠
されていると思うんです。
適応症にも上げられていますように
ほんとに様々な病名があります。
皆さんこの病名つらつら見て行って
どれか「心」とは関係ないと思われる
ものありますでしょうか。
心臓病でも、肝臓病でも、なんでも
大なり小なり心と関係していること
が分かると思います。
余談になりますが、「怪我」とか
とか事故だってその時の心の状態
が大きく関わっていることが解ります
ますよネ。
東洋医学では「七情内傷」と専門的には
呼んでいます。
●喜びすぎると「心」を傷る(やぶる)。
●怒りすぎると「肝」を傷る(やぶる)。
●哀しみすぎると「肺」を傷る(やぶる)
●思いすぎると「脾」を傷る(やぶる)
●怖れすぎると「腎」を傷る(やぶる)
「宝くじが当たったー」などと喜びすぎると
心臓に良くないし、「失恋しちゃった・・・」
と言ってふさぎこんでばかり居たら終まいには
肺を患っちゃうよという訳です。
なんかイメージ湧いてくるような気がしません?
マーこうゆうんが東洋医学という訳です。
「ストレス」が全ての病気の根底に流れて
いる原因だということも「心」の働きに関わって
くるからだという事ではないでしょうか。
/
/
/
2.外感六淫
風・寒・暑・湿・燥・火の六つを「外感病邪」
の六淫と呼んでいます。
自然界の六種の気候変化が過剰、不足、あるいは
時期に反して出現した場合に発病の原因となるという
考えかたです。
これも当たり前のことですよね。
しかしこの当たり前の事の中に東洋医の「秘密」
が隠されていると思うのです。
「統一体観」とは哲学的な概念で、
「自然に活かされているいる人間」という
「宇宙観」にもつながっていく大きな概念
である訳です。
しかしどんなに強烈なウイルスが発生しても、
かかる人とかからない人がいるのはなぜで
しょうか?
人体の抵抗力が落ちている時に、それに感染
してしまう訳です。
東洋医学はウィルスを殺してしまおうとは
考えずに、抵抗力を強くしてかからないように
しようと考えるわけです。
/
/
/
3、食べすぎ、働きすぎ、不摂生
ふるい時代は食べ物が足りなくて、病気の
原因になっっていたようです。
しかし現代は、先進国の多くで「食べすぎ」が
原因で病気を作りだしているのが実態です。
又古い時代は、太陽と共に起き、太陽と共に休む、
自然のリズムに合わせての生活でした。
しかし現代は、東京、ニュウヨーク、ロンドン、
香港・・・などなど、経済が常に影響しあって
いて、おちおち眠っていられません。
とにかく全てが目まぐるしく変化していきます。
このような現代の生活環境の目まぐるしさは、
私たちの生活にもそのまま反映してきて、
心と体に不安定さを与えています。
自然のリズムに合わせたゆったりした暮らしは、
望んでも得難いのが実情です。
そして厳しい競争に勝ち残るために、ぎりぎりの
ところで身体と心を酷使している人も多いのです。
このような現代のめまぐるしい生活環境が
「ストレス」となって、あらゆる「現代病」の
本当の原因になっているということです。
2007年9月16日 (日)
東洋医学の病因病機に対する考え方の特徴に
「七情内傷」ということが上げられます。
これは七情、即ち 喜怒哀楽などの心の働きに
よって内傷される、即ち、心,肝、肺など五臓六腑
を傷める原因となるという考え方を表したものです。
実際の治療の場面では、「怒りすぎると肝を傷る」と、
「思いすぎると脾を傷る」が患者さんと初対面の時に
、まず観察することが大切だと感じています。
なぜかと言いますと、感情の発散が、外に向かうタイプ
##と、内に向かうタイプで,
肝タイプと脾タイプとに##
おおまかに分類できるからです。
肝タイプの人は右半身を中心に、経絡は肝経を重点に
という治療方針が決まりますし、脾タイプの人は
左半身を中心に、経絡は脾経と肺経重点にという
ことが決まります。
このように、東洋医学では心の働きが身体に当える
影響を病因病機の中心に据えています。
ですから 「診るは心、治すも心」という格言と
なって表現されているわけです。
世界人類が平和でありますように
全ての存在そのものの天命が完うされますように
安心、信頼、やすらぎ
